団体概要
「名言カルタ」の普及会とその母体となるNPOについて
<設立の趣旨>
日本は本格的な超高齢化社会を歩んでおります。
おとしよりの医療・介護で大切なのは、おとしよりを優しく支えていこう、という気持ちなのです。支えていくのは、やっぱり人間なんですから。ところが、日本の家庭から、「親孝行」という言葉が消えて久しくなりました。
自分の親を大切に思うからこそ、自然と、他のおとしよりを気づかう気持ちが芽生えてくるのではないでしょうか?
戦後は、欧米流の個人主義的な自由主義が、積極的に採用されてきました。
「正義」や「親孝行」は、古臭い価値観として、教育界からも排除されてきました。今、そのことの弊害が、社会の様々な面で現われて来ているように感じます。宗教的な倫理観の乏しい日本人には、個人主義は自分中心主義や利己主義に流れやすかったのかもしれません。
「America First!」というのは、自国の利益第一主義にほかなりませんし、自国の利益第一主義は当然に、他国との衝突の可能性を増大させるものです。日本でも、超一流と呼ばれる大企業が、資格の無い者に検査をさせ、品質や性能のデータを改ざんしたりする。また原産地の表示を偽り出荷販売する。これらはいずれも自分の企業の利益だけを考えた結果と言えましょう。
私たちの周りでも、親子の間ですら言葉づかいが乱れ、礼儀を知らない若者たちがふえ、拝金主義が横行し、隣でいじめられていても知らぬ顔をする、人のことを考えず自分の利益だけを考える、という日本になりつつあります。その結果、わずかなお金のために、あるいは少しの感情の行き違いで簡単に人の命を奪う。そういったこともよく耳にするようになりました。
豊かそうに見えるこの日本で、心の飢えはないでしょうか。だれからも必要とされず、だれからも愛されていないという心の貧しさ。物質的な貧しさに比べ、心の貧しさは深刻です。心の貧しさこそ、一切れのパンの飢えよりも、もっともっと貧しいことだと思います。日本のみなさん、豊かさの中で貧しさを忘れないでください。「マザー・テレサ」
今の日本においては、幼少時の教育において、もっと論語や古典などから、その豊かな教えを学ばなければならない、と考えます。豊かな教えは、豊かな人間性の人を育てるからです。
そして私たちの身近な活動として、古典の美しい語調で綴られた言葉を用いて、世界中の「名言」で、この「名言カルタ」を作りました。
私たちの理想とするところは、子供たちが「正しくたくましく」育ってくれることです。そしてそのたくましい子供たちこそが、明日の強い日本を作り、世界を支えてくれると信じるからです
日本の子供たちが、幼い時代のある時期にこのカルタに触れていることで、大人になってからの人生で、きっと役に立つ時が来る、とそう固く信じております。
以上のような主旨で、特定非営利活動法人として、平成27年6月10日設立しました。
◎論語古典など日本に伝わるもの―とは◎
〇「論語」を中心に、「漢詩」「大学」「中庸」「孟子」などの中国古典
他に「老子・荘子」「伝習録」「菜根譚」など
〇「万葉集」を中心に、「古今和歌集」「新古今和歌集」などの日本古典
他に「枕草子」「平家物語」「能・狂言」「徒然草」「奥の細道」など
〇「仏教経典」を中心に、「性霊集」「往生要集」「教行信証」「歎異抄」
「法華経」「正法眼蔵」「正法眼蔵随問記」「臨済録」などの仏教書
〇「金言童子教」を中心に、「実語教」「童子教」「薩摩藩郷中掟」などの
庶民教育書
〇 歌い継がれてきた歌曲・民謡・芸能
〇 語り継がれてきた世界の人たちの名言・箴言
などを総称します。
【名言カルタ】普及会 代表 野坂 昌希
(母体)NPO法人 伝承文化活用推進会(略称)
(正式名称 特定非営利活動法人 幼少時教育において論語等古典※を活用することを推進する会)
〒569-0071 大阪府高槻市城北町1丁目14-7(市役所東50m)
(城北合同ビル3F)
TEL:072-673-0038 FAX:072-673-0013
Mail:kaimon_0101@yahoo.co.jp
[理事長]野坂 昌希
Mobile:090-4522-6060
Mail:ontake0926@docomo.ne.jp